2005/3/3「DESERT BLUE」

2005年3月3日

邦題は「ウェルカム・バクスター」
1998年の米国映画ですが、これは
ロマン・デュリスとベッドシーンを演じたケイト・ハドソンのデビュー作品。

とてもおもしろかった。
90分たらずの短い映画です。
モーガン・J・フリーマン、という(先日オスカーを受賞したモーガン・フリーマンではないよ)若手監督の作品です。
先日彼の「ハリケーンクラブ」というのを観て、とても気に入ったのでこれも観ることにしました。

さえない田舎町「バクスター」にやってきた都会のヒップなティーンエイジャー「ケイト・ハドソン」と、
そこに住む若者グループとの交流とでも申しますか。

どこにいても、どこで大きくなっても、どこで何を食べていても、若者というのはだいたいおんなじように
成長して育って大きくなって、悩んで馬鹿やってすねるんだな、と。
でも、腹の底から笑っていたいし、笑わせてもらいたいし、できれば周りのみんなも笑って欲しいし、笑わせたい。そしてもっと言うなら、思ってることを大きな声で、しかも理路整然と主張できたらいいのに。
そんなふうに思っているんですね。

すくなくとも私もそうだったような記憶があって、見終わってからふつふつとあの過ごしにくかった10代の頃が思い出されて、切ないなら恥ずかしいやらで、いや参った。ひとりで冷や汗をかきました。はは

なんともノスタルジーな作品。

とにかく私の好きなタイプです。
残念なことに、これは日本未公開作品。絶対スクリーン映えすると思うんですけど。
ま、こういう地味な作品はなかなかスクリーンで観る機会はありません。
稼ぎ出せないと判断された気の毒な名作です。

なので、この若き監督。
せめて私だけでも引き続きしっかり押さえていきたいと思います。

ウェルカム・バクスター

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Paris de Oyako

 

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