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←部屋の掃除してよね！ とルームメイトの女の子に注意されてる男性陣。男性のこういう表情は、聞いているようで、まったくきいていない場合がほとんどです。ロマンの目なんて、どっかほかの世界にいっちゃってますし、他の二人に至っては耳さえふさいでいる表情です。 |
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←「スパニッシュ・アパートメント」舞台挨拶中（仏）のクラピッシュ監督、ジュディッド・ゴドレーシュ、ロマン・デュリス
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←エラスムス学生たちが同居する部屋の冷蔵庫。この混乱ぶりこそがクラピッシュ監督のテーゼが凝縮されているような気がします。これぞまさに「ごちゃごちゃ」であります。 |
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←バル店内（カフェ）で勉強するグザビエに「そんなのだめだ！もっと遊べ！」とアドバイスするカマレーロ。ステレオタイプのイタリアーノ（けっこうハンサム） |
ロマン・デュリス主演「スパニッシュ・アパートメント」
＜＜超私的レビュー＞＞
ロマン・デュリス初めての短髪役柄で、最初はその見た目の変貌ぶりへの狼狽激しく、なかなか映画の中へ入ることができなかったのですが、その冒頭部分のカメラワークのユニークさ！
めまぐるしく早送りされるオープニング場面が主人公である短髪ロマン・デュリス演じる主人公（グザビエ）の脱力感を見事に表現しきっています。
作品そのものが１００％楽しめる内容なので、つい見落としてしまうのですが、映画観賞後３週間たって、あそこはしみじみとおかしかったな、と思い出されてくる場面でした。私が観たのは金曜日の朝一（１０時５分開場）でしたが、場内はほぼ満員。こんな時間からヨーロッパ映画みる奴ぁいねえよ、とたかをくくっていたのですが、とんでもない大入りぶりに感動でした。
「スパニッシュ・アパートメント」の原題の『ローベルジュ・エスパニョール』は、「混乱」「ゴチャゴチャ」という意味合いのフレンチスラング。この混乱ぶりを積極的に楽しめる若者たちの姿をクラピッシュ監督は主人公のグザヴィエに託し、ロマン・デュリスが３０歳になるまえに撮影したんだそうです。
クラピッシュ監督によって世に送り出されたロマン・デュリス。ロマンといえばぼさぼさ、ぼさぼさといえばロマン、のロマン・デュリスが初の短髪と初のノーマルな男性を好演しています。イメチェンをねらっての役柄なら間違いなく成功なのよ、モナムール♪、という感じのロマン・デュリス、ぜひご堪能くださいませ。
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彼女は「スパニッシュ・アパートメント」でロマン演ずるグザビエのママ役だった女優さんです。映画冒頭では「豆腐も野菜も食べないんだから！」と、グザビエにぶつぶつ言うのですが、グザビエのために嬉々としてステーキを焼いてくれたりします。OUI OUI お気に入りの出演者。
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ママのステーキ |
■2003年セザール賞最優秀新人女優賞受賞（セシル・ド・フランス）
■2003年リュミエール賞最優秀若手女優賞受賞（セシル・ド・フランス）
■2003年セザール賞5部門ノミネート・監督賞（セドリック・クラピッシュ）
作品賞・脚本賞（セドリック・クラピッシュ）
助演女優賞（ジュディット・ゴドレーシュ）
監督・脚本：セドリック・クラピッシュ
出演：ロマン・デュリス/ジュディット・ゴドレーシュ/オドレイ・トトゥ/セシル・ド・フランス/ケリー・ライリー /クリスティナ・ブロンド/フェデリコ・ダナ/バーナビー・メッチュラート/クリスチャン・パグ/ケヴィン・ビショップ/グザヴィエ・ド・ギユボン
