9月28日(tue)渋谷シネマライズ 「モンスター」
2004年11月27日

シャーリーズ・セロンが15キロの増量をしたことや、オスカー受賞したことで話題になりまくった映画ですが、ouioui的には彼女があの顔で映画を撮った、ことのほうが衝撃的でした。
映画の公式ポスター、これはやはりメディアの性質上かなり修正されています。しかし!映画は違う。
オープニング画面になった途端頭に浮かんだ言葉は「しみだらけーっ! セロンなのにー!」
実はこれ、特殊メイク。でもそんなこと知らなければ「セロン、いがいとシミ多いのね」なんて言われかねず、映画がこけてしまえばそれこそ彼女にとってあまりメリットは無い、とさえ思えるすごいメイク。
ほんとに驚きました。あれを許可したセロンはえらい。もうそれだけで、その勇気と潔さに私は100点を彼女へ送りたい。メグライアンが脱いでも失敗におわっちゃったり、アンジェリーナジョリーがヌードシーンになるたびにCGクルーたちが必死に入れ墨を消したりするこの昨今において、この意気込みには脱帽です。
増量した贅肉もすばらしく効果的だった。あれが(贅肉ね)あって初めてセロン演じる「リー」だった。
裸で鏡の前に立ち止まり振り返る瞬間。そこにセロンはいなかった。本当の「リー」が立っていた。
だから私はこの映画で泣けたし、腹も立ったし、こういったタイプのアメリカ映画を観た後に来る激しい虚脱感はいつもの何倍もの大きさで、最後にはすっかり憔悴しきってしまった。
とにかく、一般受けする内容ではないし、セロンだってちっともキレイじゃない。クリスティーナ・リッチなんてただのミートボールにしか見えない、いったいどこがセールスポイント? な、映画だけど、セロンの「毒を喰わば皿までも」的姿勢には大変好感が持てるし頭も下がる。
だってセロンはリッチなセレブだけれど、三十路の女性としては、あの顔(メイクだけど)をさらすのにけっして抵抗なかったわけじゃないと思うもの。
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